ダイヤモンドのグレードについて、4つのCで評価されています。
クラリティー(明澄度)、カラー(色)、カット(形)、カラット(重さ)ですが、最近ではカットの良し悪しで美しさがかなり違っているようです。

◆クラリティー(明澄度)

10倍のルーペで拡大してインクルージョン(包有物)の有無、位置、大きさ、性質、数、色を総合的に判断します。
最高のランクFL(フローレス)は、現実的に流通は難しいと言われています。
なぜかと言うとピンセットで挟んだ時点でランク落ちしてしまう程のレベルで、リングなどに石止めすれば当然ランクが下がるわけです。
FL・IF・VVS1・VVS2・VS1・VS2・SI1・SI2・I1・I2・I3まで11段階です。
I3になると肉眼ではっきり見えるようになります。

◆カラー(色)

D~NまでありDカラーは無色透明で最高とされています。
あと色のついた上質のファンシーカラーもあります。

◆カット(形)

プロポーションとフィニッシュ(研磨の仕上げ)を基に総合的に評価します。
EXCELLENT(エクセレント)、VERYGOOD(ベリーグッド)、GOOD(グッド)、FAIR(フェアー)、POOR(プアー)の5段階で等級付けをします。
H&C(ハート&キューピッド)と表記されるカットがあります。
これは、ダイヤのカットの中にハートの形とアロー(矢)が現れるもので、基本的にEXCELLENTの中にも3EXと表記されるものがありますが、カットの等級、研磨状態(ポリッシング)、対称性が完璧なもので最もきれいなカットといえるでしょう。